※前事務所での担当作品

東日本大震災で被災した釜石市内の山間部にある大規模仮設住宅団地内に計画した「みんなの家」。
「みんなの家」とは、だれでも好きな時に過ごせる家のような場所である。
建築家伊東豊雄氏らにより提唱された「みんなの家」の初期の作品で、震災1年後の2012年に完成している。
キッチン・大きなダイニングテーブル・囲炉裏がある。家のようでもあり、公共的な場所のようでもある。訪れるとコーヒーでもてなしてもらえる。
仮設住宅団地の自治会によって管理され、補助金と外部の利用者の寄付金で運営されている。
屋根はテント膜である。夜になると暖かく光が灯る。真っ暗な仮設住宅団地の行灯のようでもある。
年月が経つにつれ、仮設住宅地の居住者は減り、仮設住宅団地は取り壊された。2020年秋には、この「みんなの家」は役目を終え、解体された。

参照:みんなの家ネットワークHP→”Home for All